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茨城県水戸市

茨城県近代美術館

名画を読み解く―珠玉の東京富士美術館コレクション

展覧会が始まった頃に見に行ったけれど

いつもなら、展覧会情報はすぐにアップするけれど

今回はいつアップしようか迷ってしまい

アップするのが遅れてしまいました。

この展覧会も終了し

臨時休館も決まったので

アップする事にしました。


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以下の文章は

「茨城県近代美術館のホームページから説明文は

抜粋して使用しました。」

1983年に東京・八王子に開館した東京富士美術館。

同館所蔵品の中でも、

ルネサンスから現代までカバーする

西洋絵画のコレクションは国内有数の質を誇り、

まさに「珠玉」と呼ぶにふさわしいものです。

本展は、同コレクションより厳選した83点により、

鑑賞のポイントを押さえながら

作品をわかりやすくご紹介する

西洋絵画入門的な展覧会となります。

第1部では、

近代以前の伝統的な絵画を見る上で重要な、

「歴史画」「肖像画」「風俗画」「風景画」「静物画」

といった

描かれた内容にもとづく絵画の「ジャンル」ごとに、

絵画を「読み解く」ための視点や見所とともに

作品をご覧いただきます。

第2部では、19世紀以降、

それまでの西洋絵画の世界において

極めて重要だった「ジャンル」が存在感を失っていく中、

華々しく展開していく近代絵画の名作を紹介します。

この機会に是非、珠玉の名画にじっくりと向かい合い、

西洋絵画の奥深い世界をご堪能いただければと思います。


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名作がずらっと並んだ素晴らしい展覧会でした。

モネの「睡蓮」を始めて見ました。

意外と小さな作品で思ったより

ハッキリと描いてない事が印象に残りました。

何種類もの睡蓮があるので

どの睡蓮なのかは分かりませんが

本物が目の前にあると思うとドキドキしますね。


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今回も数枚の絵画は撮影ができたので

とても嬉しかったです。

会場に入って一番はじめに展示されてる絵画が

17世紀を代表するアントニー・ヴァン・ダイクが

描いた肖像画です。

この肖像画が描かれた以降

肖像画の基本として位置づけられた名作絵画です。

当時は裕福な家しか肖像画を残す事が出来なかったので

絵画は上流階級のステータスだった時代です。


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いつもながら額縁が素晴らしいです

額縁がシンプルだと絵画の魅力も半減してしまうほど

額縁は重要なアイテムだと私は思います。


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ジャン=バティスト・モノワイエ

17世紀を代表する花を描く有名な画家でした。


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モノワイエの作品は宮殿や邸宅を華やかに

演出することの出来るアイテムとしての典型になった。


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コルネリス・ファン・スペンドンク

18世紀の静物画家

「歴史画」「肖像画」「風俗画」「風景画」「静物画」

中世の絵画は最初に美術館の説明を引用した中に

書いてある

この順番で画家や絵画の価値が決まってました。

静物画は一番低いランクです。

そこには、どうしても歴史が絡んできます

神が頂点にあり権力が次にありと

この順番はわかりやすい世界史の基本です。

時代が19世紀に入って来ると絵画も大きく変化して

静物画と呼ばれるジャンルが生まれ今では

絵画を習う時は静物画から始まるほどポピュラーな

存在になりましたが中世の世の中では

静物画は価値の低いジャンルでした。

そして19世紀に入ると印象派と呼ばれる

どのジャンルにも属さない邪道な絵画が誕生しました。

モネの睡蓮も印象派を代表する絵画です。


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ルノワール

印象派の代表的な有名な画家

19世紀の後半には絵画は上流階級の特権から

中流階級そして一般庶民が楽しむものへと

大きく変化して行きましたが

上流階級の貴族階級からしたら

絵画は自分たちの特権だった物が

下級の階級の娯楽になるのは

耐えられない屈辱だったのだろう

画家とは支配者や特権階級の人たちが

お抱え画家を雇い

こういう絵を描けと命令され

生計を立てる事が最高の名誉だった。

写術主義や印象派の画家は

見たものをそのまま描く

今ではごく普通の絵画技法ですが

画家は自分の意思で絵を描いてはならない職業

19世紀中期から後期にかけて

ルネサンスの影響から文学や絵画など

芸術の世界は大きく変貌していき

印象派の絵画を展示してはならないルールまで

当時はあったほど印象派の画家は迫害を受けた。

今では普通の絵画の王道印象派は

異端児的な存在だったのです。






最後に余談になりますが

20世紀に活躍したピカソの一番素晴らしいと

私が思う功績は画家が自由に絵を描き

その絵を画商を介して売り買い出来る

絵を商品として現金化する事が出来る

現在の美術の販売の基礎を作った事です。

19世紀までの金持に雇われる事が

最高の名誉だった画家の概念を

全てひっくり返したのが天才ピカソです。

自由な発想、自由な主張

今の絵は自由に誰でも描ける

この普通の事を実現して

現金を得るシステムをピカソが

世界で初めて作ったのです。











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